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'99 NISSAN R391 #22

MAKER:VITESSE Group
MODEL No.:XLM030
SIRIAL No.:2192/3500
DRIVER:S. MOTOYAMA、M. KRUMM 、E. COMAS

 '97〜'98年とR390GT1でル・マン24時間耐久レースに出場していたNISSANですが、この翌年からカテゴリーを変更して、新開発のプロトタイプカーを投入しました。それが左のトリコロールカラーに塗られたR391です。日の丸をあしらったこのカラーリングは、近年NISMOチューンのワークスコンプリートカー等で使われているカラーリングです。
 NA5リッター、V8インフィニティ用のエンジンを搭載したこのマシンは、本来2台のエントリーでしたが、1台は予選中の事故で出場できなかった為、決勝にはこの1台が参戦。8時間後にエンジントラブルで脱落してしまいました。この年調子良かったのはトヨタで、TS020が他メーカーのマシンを圧倒していました。
 この年の秋には「優勝者には翌年のルマン予選免除」という特典がついた、「ル・マン富士1000km」が富士スピードウェイで開催され、多くの人の「TS020の圧勝」の下馬評を覆して、見事に優勝を飾りました。
 しかしながら、この時獲得したル・マン出場の権利は、決定された日産・NISMOのル・マン活動休止の為に、使われることがありませんでした。
 左のモデルはビテスグループのオニクス製。テールランプの処理等に不満が残りますが、全体的なプロポーションは良いと思います。'02年のニスモ・フェスティバルでは、♯22、23の両マシンがセットになったモデルも限定販売されました。

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