Home > JGTC 1995 ~ 1999 > '99 RE雨宮 マツモトキヨシRX-7 #7

'99 RE雨宮 マツモトキヨシRX-7 #7

MAKER:MINI PROMO
MODEL No.:43003
SIRIAL No.:
DRIVER:T. YAMANO、H. MATSUMOTO

 ロータリーエンジンのチューニングショップとして国内屈指の実力を誇る雨宮勇美氏が率いるRE雨宮。そのRE雨宮は、'95年からGT選手権にRX-7で参戦していました。そのエアロパーツ等は、自社販売されている物が使用され、ショップのデモカーという色合いが濃いのが特徴です。
 デビュー当初は13B、NA2ローターだったエンジンも、シルビアMR2、ポルシェ等が次々とパワーアップされていく中で、敢えてターボ装着ではなく、2つの13Bローターの間に12Bローターを挟んだ形状で、より信頼性の高い20B、3ローターのNAに進化。軽量、コンパクト、低重心と、レーシングエンジンとして大きなアドバンテージがあるロータリーエンジン。しかし、RE雨宮がロータリーエンジンに拘る理由はそれだけではありません。プライベータであるRE雨宮にとって大事なのはメンテナンス。マツダは様々なロータリーエンジンを製造していますが、実は共用部品が多く、レース毎のオーバーホールがし易いという利点もあるのです。一方、3ローターにアップしたとはいえ、レシプロエンジンと比較するとトルクが乏しく、排気量を上げる為にボアアップするという事ができないという欠点もあります。
 RE雨宮のRX-7は、ベース車両自体が国内屈指のピュア・スポーツカーであり、高いコーナリング特性を持ったマシンである為、チューニングの方向性も、その素性を伸ばす方向に向けられており、低車高、低重心、高前後バランス、高空力特性を誇るこのマシンは、レースでも好成績を残しており、また、その成績以上に高い人気を誇ったマシンでもあります。
 マツモトキヨシがスポンサーになってからは一貫して黄色いボディな為、一見、年式の区別が困難ですが、フロントバンパー開口部の形状が異なる為、今回紹介するモデルが'99モデルだという事が分かります。'00モデルではより開口部が大きくなり、その後は新しくスポンサーに加わったアスパラドリンクがサイドに描かれ、ボディ下端が青くなります。車体右後ろから出していたマフラーも、現在では左サイド出しに変更されています。
 今回紹介するのはミニプロモから発売されているコールドキャスト製です。その為、ウィンドウがブラックアウト化され、室内は見る事ができません。またホイールデザインに関しては、スポークの隙間をブラックアウト化する事によって処理されています。リアウィングは曲がってるし、ドアミラーも歪んでるしで、コールドキャスト製故の個体差、欠点ばかりが目立ってしまいますが、ほとんど流通されていない事から、稀少価値だけは高いと思います。

inserted by FC2 system